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社会福祉学術文献表彰制度

第14回(平成24年度) 損保ジャパン記念財団賞のご案内

後援 一般社団法人 日本社会福祉学会・日本地域福祉学会・日本社会福祉系学会連合・
    社団法人日本社会福祉教育学校連盟

1.制度創設の趣旨

 わが国における社会福祉の分野は、近年の少子高齢化社会の到来、経済環境の変化や社会ニーズの多様化の中で大きな変革期を迎え、公的支援制度の先行きが不透明な中、今後更なる充実が強く望まれています。

 また、社会福祉学の研究や実践教育の分野におきましても、このような社会の変化に対応すべく、社会福祉系の大学が急速に整備されるなど優秀な研究者の早期育成が焦眉の急となっています。

 損保ジャパン記念財団では、このような社会的要請に応え、社会福祉分野の優秀な研究者を育成する一助として、1999年(平成11年度)から社会福祉に関する学術文献を表彰する「損保ジャパン記念財団賞」を創設いたしました。

 この賞が社会福祉学の学問的探求を目指される皆様にとりまして、登竜門として研究意欲の促進につながり、社会福祉学の向上と合わせその研究成果が斬新かつ建設的な提言に結びつき、わが国の社会福祉の発展に大きく寄与することを期待しつつ、本年度は第14回目を迎えています。

 

2.損保ジャパン記念財団賞

この賞は、次のとおり社会福祉研究の成果である著書部門と、論文部門の2部門とします。

 

(1)著書部門  原則として1件

賞状・記念品
副賞100万円(研究・出版費助成)

 

(2)論文部門  原則として3件以内

賞状・記念品
副賞30万円(研究費助成)

 

3.対象者

社会福祉分野の研究振興のため、将来性が期待される若手・中堅の研究者(原則として大学、研究機関に所属する方)を対象とします。

 

4.対象文献

2011(平成23)年度中(2011年4 月〜2012年3月)に社会福祉に関する日本国内で発表された学術的に優れた著書、論文。ただし、次の方々により推薦を受けた文献に限ります。

 

  • 一般社団法人日本社会福祉学会役員
  • 社団法人日本社会福祉教育学校連盟に所属する大学学部長
  • 日本地域福祉学会役員
  • 日本社会福祉系学会連合*に所属する学会役員
  • 国立社会保障・人口問題研究所長
  • 当財団が特別に依頼した学識経験者

(日本社会福祉系学会連合の加盟学会)

  • 社会事業史学会
  • 日本在宅ケア学会
  • 日本ソーシャルワーク学会
  • 日本医療社会福祉学会
  • 日本司法福祉学会
  • 日本地域福祉学会
  • 日本介護福祉学会
  • 日本社会福祉学会
  • 日本福祉教育・ボランティア学習学会
  • 日本家族研究・家族療法学会
  • 日本社会福祉教育学会
  • 日本福祉文化学会
  • 日本看護福祉学会
  • 日本社会分析学会
  • 日本仏教社会福祉学会
  • 日本キリスト教社会福祉学会
  • 日本職業リハビリテーション学会
  • 日本保健福祉学会
  • 日本子ども家庭福祉学会
  • 日本精神障害者リハビリテーション学会

 


5.選考

選考方法

指定推薦者から推薦された著書、論文を審査委員会で審査選考し、理事会で決定します。

 

審査委員会 (アイウエオ順、敬称略)

審査委員長
   白澤 政和  (桜美林大学大学院老年学研究科教授)

審査委員
   岩田 正美  (日本女子大学人間社会学部教授)
   黒田 研二  (関西大学部人間健康学部教授)
   小林 良二  (東洋大学社会学部教授)
   芝野 松次郎 (関西学院大学人間福祉学部教授)
   宮武 剛    (目白大学大学院生涯福祉研究科客員教授)

   (2012年5月1日現在)

 

選考日程

2012年6月
  指定推薦者に推薦依頼
8月末
  推薦締め切り
9月
審査委員会の開催
2013年1月
  審査委員会の開催
2月
理事会で決定
3月
  贈呈式

 

6.贈呈式・講演会

 第14回受賞者への贈呈式は、2013年3月に学会関係者、出版関係者、審査委員、 当財団役員等の出席を得て、株式会社損害保険ジャパン本社ビルにて開催を予定しています。受賞著書を発行された出版社には感謝状を贈呈します。

また、受賞者の講演会を開催し、文献要旨については当財団ホームページに掲載いたします。

 なお、第13回(2011年度)受賞者の受賞記念講演会を、2012年7月1日(日)グランドアーク半蔵門にて開催いたします。