損保ジャパン記念財団では、平成11年度より、社会福祉学の向上をはかり、我が国の福祉の発展に寄与することを目的に、将来が期待される若手・中堅研究者が発表した社会福祉分野の優れた学術文献を年に一度表彰する制度として「損保ジャパン記念財団賞」を設けました。
毎年7月には、前年度の受賞者を講師にお招きしての記念講演会を開催しており、第12回目となります今年度は、平成22年度(第12回)「損保ジャパン記念財団賞」を受賞された秋元美世氏の講演会を開催いたします。
同時に開催するシンポジウムでは、『社会福祉が捉える「利用者像」―東日本大震災を踏まえて』をテーマに、ご議論いただきます。どうぞ皆さまお誘いあわせの上、ご参加下さい。
《シンポジウム趣旨》
シンポジウムテーマ:『社会福祉が捉える「利用者像」―東日本大震災を踏まえて』
2000年以降の社会福祉基礎構造改革で、ここ10年で利用者像は一変しました。新たな利用者像は、自立を目標にした、自らが選択や決定のもとで生活をしていくものです。このことは、従来の措置の時代における、サービスを受動的に提供される利用者像とは大きく異なることになります。このような利用者像の変貌は確かに評価されるべきことではありますが、同時に強者の利用者像の奥に潜む課題も多くあるように考えられます。本シンポジウムでは、新たに構築されつつある利用者像の長所と問題点を、社会福祉の原論、政策論、方法論の立場からえぐり出し、社会福祉の今後の課題を明らかにすることにあります。さらには、こうした利用者像は今回の東日本大震災での被災者をどのように捉えることになるのか、社会福祉の利用者像について、東日本大震災の事例も踏まえて切り込んだ 議論をすることにあります。
平成23年7月23日(土)午後1時〜午後5時
※懇談パーティー ・・・ 午後5時15分〜6時15分
(講演者・審査委員の先生方と皆様との交流会です。是非ご参加ください。)
※講演会、シンポジウム、懇談パーティーとも参加費は無料です。
グランドアーク半蔵門「華の間」
〒102-0092 東京都千代田区隼町1−1
電話(代表) 03-3288-0111
●東京メトロ 半蔵門線 半蔵門駅 1番出口より徒歩5分
●タクシー 東京駅より約10分
<著書部門受賞者>秋元 美世氏
受賞著書:『社会福祉の利用者と人権―利用関係の多様化と権利保障』(有斐閣)
**講演者プロフィール**
1954年 東京都に生まれる
1978年 東京都立大学法学部卒業
1985年 東京都立大学大学院博士課程満期退学
1985年 東京都立大学法学部助手
1985年 茨城大学人文学部社会科学科専任講師を経て助教授、教授(1997年〜)
1998年 東洋大学社会学部社会福祉学科教授(現在に至る)
2006年 博士号取得(社会福祉学、東京都立大学)
社会福祉が捉える「利用者像」―東日本大震災を踏まえて
コーディネーター: | 白澤 政和氏(桜美林大学大学院老年学研究科教授、日本社会福祉学会会長) |
パ ネ リ ス ト: (順不同) |
岩崎 晋也氏(法政大学現代福祉学部教授) 岩田 正美氏(日本女子大学人間社会学部教授) 岩間 伸之氏(大阪市立大学大学院生活科学研究科教授) |
コメンテーター : | 秋元 美世氏(東洋大学社会学部教授) |
7月20日(水)までに、下記損保ジャパン記念財団まで
Eメール { お名前、ご所属、ご住所、TEL番号、FAX番号、講演会を何でお知りになったかを
ご記載ください }、
あるいはFAX {下記申し込み用紙} でお申込み下さい。
受付け次第、「参加証」をお送りいたしますので、当日ご持参下さい。
受講料無料!! 先着150名様
受賞者記念講演会・シンポジウム受講申込FAX用紙はこちらです。
【主催】
財団法人 損保ジャパン記念財団 (お問合せ:記念講演会係)
〒160-8338東京都新宿区西新宿1−26−1
電話:03-3349-9570 FAX:03-5322-5257
【後援】
厚生労働省・一般社団法人日本社会福祉学会・日本地域福祉学会
日本社会福祉系学会連合・社団法人日本社会福祉教育学校連盟